3Dプリンターのトラブル対応(光造形)

 3Dプリンターの問題と解決方法についてまとめました。都度更新する予定です。

機種や時期、多くの要因に影響を受けるため、すべての場合に適用できるわけではないことをご承知ください。

原因はあくまで推定であるため、ご了承ください。

問題1:ラフトがはがれる

状況:ラフトが剥がれる
 3Dプリンター機種:Anycubic X2
 時期:夏
原因:ラフトの照射時間が不足
解決方法ラフトの照射時間を23S⇒35Sに変更した。

問題2:3Dプリンターで変な音がでる
問題:印刷を始めると”ゴゴゴゴゴゴゴ”という変な音がする
 印刷はすることができるが、積層がズレている。
 3Dプリンター機種:Anycubic X2
 時期:冬
原因:フィラメントの角度が適切でない
解決方法:固定ねじを調節する
ありがたく参考にさせて頂いた記事(他リンク):

↑追記:フィラメントの角度を調節しても、音が鳴る場合が何度がありました。
特に連続して使用すると音が鳴ります。
音が鳴るのはラフト印刷時の1層目のみであり、2層目以降は音が鳴りませんでした。
音が鳴っても、正常に印刷することを確認しました。

問題3:出力物にカサカサな箇所があり、満足に印刷することができない。




状況:出力物に画像1のようなカサカサな箇所がある
 3Dプリンター機種:Anycubic X2、Anycubic M3
 時期:夏
原因:LDCパネルの劣化?
解決方法:LDCパネルを変える

問題4:サポート材が作られず印刷することができない

状況:サポート材が一部箇所作られない、ラフトの厚さが均一でない
 3Dプリンター機種:Anycubic X2、Anycubic M3
 時期:春夏秋冬
原因:レジンタンクのフィルムが傷ついたため(中央部分が白くなっていた)。
解決方法:レジンタンクのFEPフィルムを交換する

問題5:中央のみ印刷をすることができない。
状況:中央にサポート材が作られない、ラフトが極度に薄い。
周辺のサポート材は作られている。
FEPフィルムは交換しても解決できない。
原因:印刷時に挙げる距離(Z Lift dixtance)が足りていない。
解決方法:スライサーソフトで印刷時に挙げる距離(Z Lift dixtance)を最低5mmに設定する。
*なぜ5㎜なのか?
⇒自分は5㎜以下で以上のケースを確認しなかったから。

問題6:LDCパネル上でレジンが硬化しており、正常に印刷することができない。
状況:LDCパネル上でレジンが硬化していた(自分の機種は厳密にいえば、LDCパネル上ではないです)。
 3Dプリンター機種:Anycubic Ultra
 時期:冬
原因:レジンタンクのFEPフィルムに穴が開いていたため。
解決方法:FEPフィルムを交換する。しっかりと保護フィルムを張る。
*自分が使用している機種では保護フィルムを見つけることができませんでした。

パネル上で硬化したレジンを安全にとる取る方法:
・レジンタンクを外した状態にする。
・硬化したレジンの上にウェットシートをかぶせて、乾燥しないよう蓋をかぶせる。
・1時間程度放置する
・時間経過後にウェットシートを取ると、硬化したレジンがふやけている。
・きれいに取り除く

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